2018年12月31日月曜日

アメリカでおすすめのドル建クレジットカード|還元率2%

アメリカで最も効率的に節約できるクレジットカードはCiti Double Cash Cardです.
例外条件なしで全ての支払いの還元率が2%と高く,ポイント型還元方式ではなく現金還元であるシンプルさが理由です.余計な特典は不要でとにかく節約したい方にメインカードとしておすすめです.

1.キャッシュバックの流れ
2.すべての決済が対象となり,例外はない
3.年会費無料
4.デメリット
5.他のカードの紹介(Bank of America, Chase)
6.まとめ
アメリカでおすすめのクレジットカード
Citi Double Cash Card

1.実際のキャッシュバックの流れ

1ヶ月間のステートメント期間内で,カードで支払いした合計金額に対する1%が締め日に計算されます.さらに,その金額が自分の預金口座から引き落とされた時に追加で1%を稼ぐことができます.
当月の支払い分(前月使用分)の$2,068.75に対して$20.69,さらに当月使用分である$1,673.11に対して$16.73が稼げたことになり,合計$37.42になりました.
アメリカのクレジットカード,キャッシュバックの画面キャプチャ
キャッシュバックの画面_1

次に画面のRedeemボタンを押して,自分の引き落とし銀行口座を選択すると1週間程度で振り込まれます.すごくシンプルです.$25以上からRedeemできます.
キャッシュバックの画面_2

$1未満の買い物も還元されます

特筆すべき点は,ひと月に使用した合計金額に対してキャッシュバックが計上されますので,少額の買い物が無視されることがなく取りこぼしがありません.自分が日本で使っていたクレジットカードは,100円未満の決済部分は無視されていましたが(例えば199円の買い物をした場合100円に対してのみポイントがつき,99円は無視されます),このCitiカードはひと月の合計金額で集計されることになり漏れがありません.合計金額の1ドル未満に対しても四捨五入して還元してくれている点も誠意を感じますね.

キャッシュバックの方法は口座振込がベストです

キャシュバックは小切手,次回のステートメントから割引,口座への振込という3つが選べます.ステートメントから差し引くと次回分のキャッシュバックが目減りしてしまうし,小切手はデポジットするのがめんどくさいと思うので,口座振込を選びましょう.

 2.キャッシュバックの対象外はあるの?

ありません.すべての決済が対象となり,ほんとうに例外はないです.
速度違反や駐禁の支払いから,ビザの更新手数料,交通費,プリペイドカードの購入に至るまで,カードを使用したその全てが対象です.

3.年会費は?

最低必要な年間使用料のノルマもなく,年会費無料で持てるカードです.

4.デメリット

4-1.他のカードでは特定の店での買い物に限って2%を超えるものもある

他のカードでは,特定の買い物(例えばグローサリーストアでの使用やガソリン購入)に限って現金還元率を3-5%に設定されているものもあります.Citiカードをメインカードにして,特定の仕様に限ってはサブカードを持つといった方法で対応するといいと思います.

4-2.外貨取扱手数料が高めの設定

アメリカ以外での使用には3%のforeign transaction feeが取られてしまします.円建てのクレカを海外で使用する際にはVISA/Masterが1.63%,JCBが1.60%であったことを考えると外貨取扱手数料の3%は割高ですが,こればドル建てカードでは標準のようです.とはいってもCapitalOneやDISCOVERのクレカは0%ですので,アメリカ国外での使用する専門のカードをひとつ持っても良いかもしれません.自分はカナダに行くときは日本から持ってきた円建てカード(自動1%割引のP-oneカード)を使うようにしています.

4-3.審査が厳しい

このCitiカードはクレジットスコアが高くないと審査がおりないと言われております.自分はFICOが600点前後の時に申し込んで,手に入れることができました.これから渡米される方にとってはプレミオカード,ANA Card USA,JAL USA Cardが最初にFICOを稼ぐ選択肢になるかと思います.ちなみに,Bank of Americaで新規口座を作った際に,預金を$500程度いれるとBank of America発行のクレジットカードをすぐにつくれると言われました.ただ100%の保証はありませんので,事前に確実な方法を渡米前に日本で申し込まれてください.日本人でドル建てのANA/JALカードを使っている人が多いですが,実際に渡米後にANA/JALで国内/海外旅行をする機会は少ないです.稼いだマイルの有効期限もネックになりますよね

4-4.限度額が低い

現在は$6000まで限度額を増額できましたが,初期は$1500までしか使えませんでした.限度額に達してしまったら2ヶ月後の引き落とし日まで待たず,ネットから即座に支払い処理をすることにより都度復活させることができますのでデメリットではないかもしれません

5.他のカードのご紹介

自分が持っている他のカード2つをご紹介します.

5-1.Bank of America Cash Rewards Credit Card

標準で1%のキャッシュバックがあります.キャッシュバック先をBank of Americaの預金口座にすることでプラス10%のボーナスがありますので,結果的には1.1%のキャッシュバックになります.グローサリーストアで2%,ガソリン購入は3%返ってきます.年会費は無料です.
アメリカのクレジットカード
BoA Cash Rewards Credit Card

5-2.Chase Freedom Unlimited credit card

Citi Double Cashの対抗馬としてよく紹介されています.年会費無料で還元率1.5%とそこそこですが,初回仕様による一時的なボーナスが高いことがメリットです.新規にカードを発行するたびにFICOスコアが減ってしまうのですが,初期ボーナスの還元額に目がくらみつくりました.
アメリカのクレジットカード
Chase Freedom Unlimited Credit Card

6.まとめ

アメリカ最強のクレジットカードはCiti Double Cash Cardです.全ての支払いを2%割引にすることが可能になります.

めんどくさいのが苦手,常に複数のカードを持ち歩くというのが煩わしいという方にぴったりです.

チリも積もれば山です.というか2%は全然チリじゃないですよね.