このブログの著者は2016年からニューヨーク州バッファロー市でアメリカ生活を単身で開始した研究者です.
私が渡米直後にわからなくて困った時に都度調べてわかったことや,実際に経験した内容を記述することで,アメリカでの生活をこれから開始する人と,現在すでに生活をしている日本人が「アメリカで節約して楽しく生きる」ことができるためのひとつの参考を書き残したいという思いで2018年末に開始したブログです.
アメリカの生活情報を日本語で提供するサイト/ブログは2018年に本ブログを開始した時点では十分に飽和しているとは言えず,そのため実際にどうなのだろうと不安を感じ試行錯誤しながらこれまで常に生活してきました.
良質の商品やサービスを受けたり安心な生活を送るためには,それに見合った対価が必要で,アメリカではケチるとそれなりの扱いをうけてしまうのではという恐れから節約をすることが難しいだろうという先入観を持っていましたが,これは情報弱者である自分の弱点であることに気づきました.
実は日本もアメリカも同様,単に知っているというだけで楽にコツコツ節約ができる場合もあります.逆に知らないと気づかないうちに少しずつ失ってしまいます.小さな節約でも3年,5年と続けて行くうちによりその差は大きくなるはずです.
例えば,早いうちに気づいて節約できた100万円は年利1-2%で安全に運用することで30年後には複利効果も含めると35-81万円の運用益を産み出します.実際の世界の堅実な運用益は5%ですから,その差はより大きいです.気づくのが遅れた場合は20年,10年間分しかゲインを得ることができなくなってしまいます.
給与収入が高いので節約に興味がないという人がいるかもしれませんがそれは間違いです.累進課税の社会システムのもとで資産形成するのはなかなか難しいです.私たちはともすれば65歳を超えても経済的な理由でリタイヤをするという選択肢を選べない状況になってしまい,自由が制限されてしまうかもしれません.
日本では,給料が上がれば上がるほど天引きされる額が45%に近づいていってしまいます.早めに多くの現金をセーブして,それを特定口座で運用した際のインカムゲインは20%の固定割合の税金しかとられません.プラトーに達してしまう給与収入の手取り部分とは違い,インカムゲインには頭打ちがありません.
資産が増えればそれに比例して配当が得られ,その配当は次年度に新たな資産として配当を産んでくれます.米国ではインカムゲインにも累進課税が適応されますが,日本は一律の20%で平等であり,節約して頑張った成果も将来平等に得られるはずです.
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