2020年9月8日火曜日

アメリカで事故を起こしたときの解説

私が追突事故を起こし,最終的に自分の車が残念ながら廃車となりました時のことを解説します.自動車事故をの対処方法を説明した時を想定した解説サイトや,追突された体験を紹介したブログはありますが,実際に自分が事故を起こした体験を紹介しているサイトはなく,実際に自ら加害者となってしまった経験を書き綴った記事はまれと思います.
自動車 事故 追突 対処
追突してフロントが潰れたNissan Sentra 2006

追突事故を起こしたいきさつ

2018年8月に2年間のLease contractが終了し,Facebookで見つけたシェアハウスに引っ越しをしました.もともと住んでいたアパートには備え付けの家具がありましたが,そのシェアハウスの自室には家具がないため中古の家具ショップで買い物をするために日曜日の午後に車で向かっている途中でした.
30マイル以下で走行中に右側で開催されていたYard Saleを見つけました.ちょうど探していたようなタンスが手頃な値段っで売っていたのを見つけ,その価格の確認を開始した3秒後,突然顔に熱いものがぶつかり車は急停止しました.何が起こったのか事態を把握するのに5秒はかかりました.我に戻ると顔の前にはハンドルの中央で開いたエアバックがありました

事故被害の状況

エアバックで前が見えなかったので,車の外に出てみると前には私が追突した車が停止していて,自車のフロント部分は3分の2くらいに潰れていました.追突した車は茶色のVOLVO2018でした.私が追突した勢いが,前のVOLVOを押し出し,更に前にいた(偶然ですが)青色のVOLVO2018にさらに追突していました.幸運なことに追突した高級なVOLVOは頑丈な作りであったようで,リアのバンパーが外れただけで,一つ先の青色のVOLVOは無傷でした.また,私を含め怪我をした人はいませんでした.

事故後の行動

茶色と青色の2つのVOLVOに乗っていた人たちと名刺を交換したり,電話番号を交換しました.また,免許証番号や,車のナンバーを記録し,自動車の任意保険のポリシー番号を交換しました.事故から15分以内に,こちらから呼ばずとも,警察が事故後に駆けつけてくれました.

Police Accident Report

警察は簡単に当事者から事情を徴収し,15分くらいで下図のようなPlice Accident Reportなるものを発行してくれました.
Police Accident Report

Towing方法を冷静に決定する

警察が駆けつけてからまもなく,レッカー会社の人がどこからともなく湧いてきて名刺を渡してきて営業してきました.フレンドリーに話しかけてくるのでお願いしようかと一瞬思いましたが,ふと我にかえり,契約していたAAAが無料のレッカーサービスをしてくれることを思い出し,AAAに電話をしました.AAA委託のレッカー会社は最寄りの車修理工場へ私と一緒に運んでくれましたが,あいにくその工場は休日は休みでしたので,「休日に車を置き去る場合の鍵はこちらへ」というボックスに鍵を入れて一旦家に帰りました.
どこからともなく湧いてくるフレンドリーな人は大抵市場価格より高い金額を提示してきます.AAAの契約がない場合は,スマホでTowingを検索し,最寄りのサービスを自ら依頼することが良いと思います.


車をScrapするとお金をもらえるのでそれを前提に話をすすめる

レッカーされた場所に翌月曜日に行き,念の為修理代を尋ねると少なくとも$3,000はかかるが正直新しい中古車を購入することを勧めるとのことでした.もともと$4,000の中古車であり,すでに2年弱経過していたこともあり,新しい中古車を購入することを決意しました.同居していたルームメイトからスクラップ時には無傷な部品を転売できることからお金をもらえることを聞いていたので,その旨訪ねてみると実際に現金で$300をもらうことができました.

保険の処理

事故後の保険会社とのやりとりですが,まずは電話をして事故の状況を伝えました.事故直後に駆けつけた警察がPolice Accident Reportを発行してくれたのですが,その事故証明書類や,vehicle titleなどの必要書類を保険会社のサイトにアップロードするように依頼されました.アップロード後は保険会社が被害者の保険会社の担当者と全てのやり取りをしてくれました.
私は,保険の処理が全て追わった3週間後に念の為被害者に電話をして彼の車が補償され修理が完了されたことを確認しました.


DMVに連絡

事故後にDMVへMV-104 form (Report of Motor Vehicle Accident)を提出しました.これに関してはなんのためだったか覚えていません.自動車保険のような支払いをストップするためであったのか,ナンバープレートを返却するためだったか,保険会社に書類提出を求められたからであったか覚えていません.