- 前納をすると割引制度がある
- そもそも年金を払うか,払わないか
- 私が年金を払っている理由
- まとめ
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在米中の日本の年金支払いについて |
前納をすると割引制度がある
在米中も日本の年金を払うという決断をした場合には,月々払いではなくまとめて前納することをおすすめします.ある程度の期間前払いすることで割引があり,6ヶ月前納で1.13%,1年前納で2.10%,2年前納だと4.00%(2年間で15,750円の節約)の割引が得られます.渡米前に社会保険庁にいき手続きを済ませましょう.もし,在米期間が延長になった場合は国際電話一本で追加前納をすることができます.
そもそも年金を払うか,払わないか
在米中の日本の年金への対応は,- 一生年金を無視し続け,老後の資金は自分で責任を持つ
- 在米中だけは未払いとし,多少の給付額の減額を受容する
- 日本に帰国後,後納する
- 在米中も律儀に年金を納め続ける
このなかからどれかを選ぶことになります.
1. 一生年金を無視し続け,老後の資金は自分で責任を持つ
日本の年金制度は積み立て方式ではなく,賦課方式です.そのため,現在年金を払っている人は,人口構造高齢化の蓋然性を考慮すると,将来受け取ることができる総額が元本割れすることはご存知だと思います.それであるならば,ご自身でしっかり貯蓄して国家には頼らないという戦略も十分納得できます.未納を選択している人は35%にも登ると報告されており,共済と厚生年金に分類される人を除外すると,決して少数派ではなくなってきました.2. 在米中だけは未払いとし,多少の給付額減額を受容する
上記同様,どうせ結局元本割れしてしまう国が主催する(いわば)資産運用システムに今後税金が投入されるもしくは持続的なインフレ誘導により元本が保証されるという期待はできないため,在米中は未払いとして,多少の給付額面減額は受け入れるというのも合理的です.3. 日本に帰国後,後納する
5年から10年程度まで,年金は後納できる制度があるようです.これにより給付額面の減額が避けられます.後納の場合には,割引制度はありません.ですが,40万円近い金額を前納して4%の節約を得るよりは,2年間で自力で4%の資産運用(1年間だと2%なので,米国債運用なんかが堅いでしょう)をするという考えもまた合理的です.
繰り返しになりますが,ほぼ必ず額面割れすることは覚悟しています.生涯に支払う総額は約800万円です.
日本の年金800万円の支払いは,資産分散の一部であって,今後の予期せぬ事態に対する緩衝材,さらにはある意味保険サービスであると捉えています.
例えば,自分の消極的な資産運用がインフレ率についていけなかった場合,精神/身体的な問題により自己管理能力がままならなくなってしまった場合にバックアップが得られます.もし,身体に不自由がおきた際は障害基礎年金にすがりたいです.
詳細は日本年金機構のページをご覧ください.
4. 在米中も律儀に年金を納め続ける
私はこれを選択しましたが,本当にこの選択でよかったのか自分でも疑問をもちながら収めております.ですが,普通に月々払いを選択してしまった場合や,資産運用もせずに後納するよりは明らかにお得です.私が年金を払っている理由
まず,この記事では必ずしも私のとっている方法,年金に対する捉え方がベストであると主張する意図はありません.繰り返しになりますが,ほぼ必ず額面割れすることは覚悟しています.生涯に支払う総額は約800万円です.
日本の年金800万円の支払いは,資産分散の一部であって,今後の予期せぬ事態に対する緩衝材,さらにはある意味保険サービスであると捉えています.
例えば,自分の消極的な資産運用がインフレ率についていけなかった場合,精神/身体的な問題により自己管理能力がままならなくなってしまった場合にバックアップが得られます.もし,身体に不自由がおきた際は障害基礎年金にすがりたいです.
まとめ
年金には前納することで割引サービスがありますので,使ってみるとお得ですよ.詳細は日本年金機構のページをご覧ください.