2019年2月9日土曜日

アメリカおすすめインターネットプロバイダー契約

アメリカで日本と同じスピードのインターネットを大手プロバイダーで契約しようとすると寡占状態のために3倍もの月額金額がかかります.私はDSL Extreamというマイナープロバーダーで,1年契約縛りではありますが,月々$33という格安料金で,下り3Mbpsの契約をしていました.

1. おすすめプロバイダー
2. インターネットは寡占のために高額
3. 実測スピードを知るには
4. 日本とアメリカではネットの速度表示が違う
5. 各地域で利用できる,2流だけど良心的な格安プロバイダーを検索する
6. モデムは自分で用意する
7. [番外編]携帯電話のテザリングだけで我慢する
8. まとめ


internet provider USA
アメリカでのインターネット契約


1. おすすめプロバイダー

おすすめプロバイダーとして特定の企業を指名することはできませんが,大手ではない企業を選んでください.私はDSL Extreamを使いそれなりに節約できました.各自お住いの地域で,例えば”internet provider cheap”などのワードでググって比較してください.

2. アメリカのインターネットは寡占状態のため高額

アメリカではインターネットプロバイダーが寡占状態にあり,安く提供する中小企業が興ってもすぐに大企業に買収されてしまいます.そのため,ヨーロッパや日本の3倍の価格設定になってしまっております.インターネットを発明した国であるにも関わらず,それをより安価で,そして多くの国民の手に届けることができていない現況に対しては複雑な気持ちになりますが,そうなってしまっております.そのため,最近では一部の地域でGoogleがプロバーダー業界に参入を開始するに至っております.

平均的な契約スピードは290Mbpsで,月$50-60が平均支払額であるといわれております.

日本ではDSLと光回線の値段差が小さかったので,光回線の契約で下り最大1GBなどといったプランの契約をしておりました.価格comで最安プロバイダーを探し,かつキャッシュバックや初年度割引などを駆使し,さらに割引終了後に乗り換えを繰り返して,結局月々¥2500-3000でした.


3. インターネットのスピードの実測方法

Googleで”internet speed”と検索すると, Measurement Lab (M-Lab)が提供する速度測定サービスにより下り(Download)と上り(Upload)の実測をすることができます.

internet speed_Measurement Lab (M-Lab)
インターネットの速度測定


4. 日本とアメリカではネットの速度表示が違う

日本のプロバイダー契約時の表示は最大速度表示ですから,実際は3-4分の1のスピードしかでていませんでした.一方,アメリカでは契約したバイト数が平均してでています.ですので,例えば日本で契約する下り最大100Mbpsというプランと同等のパフォーマンスが出せるのは,アメリカでのDownload 30Mbpsとなります.YouTubeに動画をUploadする人以外は上り速度は特に気にする必要ないかと思います.

最低最安の下り1Mbpsプランを契約したところ,通常のWeb site表示の遅延が気になりました.ところが,3MbpsのプランではNetflixの映画や1080pでのYouTube再生がストレスなく再生可能となりました.日本で例えば光回線1GBなどの契約をしていた方は,3Mbpsのプランなど大丈夫だろうかと不安になるでしょうが,パソコン1台によるHD動画ストリーミング再生には意外にも必要十分でした.


5. 各地域で利用できる,2流だけど良心的な格安プロバイダーを検索しましょう

まず,大手プロバイダーは避けましょう.
2018年末のデータによると契約者数ランキング1-4位は以下の順になっています(Wikipedia掲載情報).
Xfinity (Comcast)
Spectrum
Verison
AT&T

大手プロバイダーは安くサービスを提供しているプロバイダーをネットでいちいち探すのが煩わしいと思う人に$10-20/month割高で提供するというビジネスモデルです.大手でも中小でも結局,電話ごしに英語でトラブルシュートをしたり,問い合わせをしなければならないのは変わりません.知名度が高いイコール広告費が消費者に課されるの法則が当てはまらない商品やサービスはありませんよ.


6. モデムは自分で用意する

インターネット契約を進めていって最後の最後の契約画面で,モデムレンタル料や,工事手数料などが上乗せされるのをインフォームドされるというのはよくあります.めんどくさくなって,もういいやといって契約を完了してしまいたくなりますよね.

でも,少なくともモデムはAmazonかeBayで買いましょう.2-3ヶ月もすれば元が取れますよ.

ここで注意になるのが,プロバイダーによって使うケーブルタイプが異なる点です.日本では全てDSL回線を使ってインターネットに接続してました.だが一方で,アメリカでは,DSL回線を使うプロバイダーが多数派ですが,Spectrumなどはテレビと同じ回線を使うことになります(コードも日本でいうテレビのアンテナ線のようなものを使う).コードが違えばモデムもそれに応じたものを用意する必要があります.適応モデムはプロバイダーのHPで公開されている場合もありますし,ない場合は自分で問い合わせましょう.最初の1-2ヶ月はレンタルし,以後返却して,オンラインショップで同商品を購入してもいいかもしれません.


7. [番外編]携帯電話のテザリングだけで我慢する

高解像度の動画を見ることさえ我慢すれば,完全に有線をカットするという選択肢をとる人もいます.職場やカフェ,ショッピングモールなどに行けば,一時的に容量の多いファイルのDLやアップデートをすることはできます.自宅でHD動画の視聴をみないで良いなら携帯電話のプランを$20程度増額することで,テザリング(Hotspot)が月10GB程度使えるようになりますので,これだけでも悪くはありません.

8. まとめ

渡米してすぐは,Xfinity,Spectrum,Verison,AT&Tしか知らなかったので,私もこの中から選び,結果Spectrumを1年使いました.ですが,突然$10値上がりするとの通知が郵送できましたので,格安プロバイダーに変更するにいたりました.解約時に割引を提示されて引き止められるとの噂を聞いたので若干期待していましたが,私の場合はあっさり解約に至りました.

携帯電話同様,知名度が高い大手通信企業は,日本もアメリカも,消費者が広告費を負担しなければなりません.その結果,月々$10-20高い料金を払い,そして年間では$100以上の損失に繋がります.

私は1年契約のDSL Extremeを満期解約しました.しかし,基本的にアメリカでは大抵の契約は,前払いした年度契約の途中解約に対し,多少のペナルティーはあったとしても,リターンをしてくれます.途中解約の際にも必ず交渉し,使っていない期間の返還交渉をしましょう.

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